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ドロップ位置を決める場合に、パター以外の一番長いクラブを使用しなかった場合のペナルティの有無は?
高知県「ボギー99」さん(66歳男性)
パター以外の一番長いクラブで救済エリアを決める事ができます。
規則で認められた救済エリア内であれば、短いクラブでも罰はありません。
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ドロップを従来の肩の位置でした場合のペナルティーの有無は?
高知県「ボギー99」さん(66歳男性)
肩の位置からドロップしても球をストロークする前に膝の位置からに訂正すれば、罰はありません。
☆肩の位置からドロップして救済エリア内の球をストロークした場合は、1打の罰が付きます。
☆肩の位置からドロップして救済エリア外の球をストロークした場合は、2打の罰が付きます。
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ティーショットが芝にめり込んでいてボールが確認できない場合、無打で取れますか?
徳島県「マサ」さん(52歳男性)
球が深いラフで、確認できない場合は最初にマークして確認し元の箇所にリプレースしなければなりません。(規則7ー3)
球が地面にめり込んでいる場合、ピッチマークとしての処置が出来ます。(規則16ー3)
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グリーン外から打った球が、グリーン上の他人の球に当たりました。
これは1ペナですか?
香川県「パットオンチ」さん(73歳男性)
グリーン外から打った場合は、無罰です。
尚、グリーン上の動かされた球は元の位置にリプレースして下さい。
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グリーンカラーのスプリンクラーの後ろに、ボールが止まりました。
パターで寄せたいと訴え、ボールをリプレースすることは認められますか?
香川県「KAKO」さん(45歳女性)
ローカルルールが出ていれば、救済エリア内にドロップ出来ます。
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友人がティーグランドからティーショットを放ったのですが、前あったゴールドのティーグランドの球(ティー位置を示す)に当たり、打ったティーグランドへ戻ってしまいました。
友人は「ティーグランドだから、ティーを立てて打っても良い」と言いましたが、本当ですか?
徳島県「もりもりくん」さん(55歳男性)
プレーヤーのインプレーの球がストローク後にティーングエリアに有る場合、罰無しにティーアップして打つ事ができます。
(規則6ー2b⑹)
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ラインに関係のないボールマーク、ディボットの修正はプレーの後が無難でしょうか?
愛媛県「晴れ男」さん(67歳男性)
球がグリーン上に有る場合は、プレーの前でも問題ありません。
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24 救済を受ける場合に使用するクラブレングス
規則に基づいてクラブレングスを計測する場合(例えば、救済のニヤレストポイントから1クラブレングス)、プレーヤーが持っている最も長いクラブ(パターを除く)で計測しなければなりません。
救済処置によって短いクラブで計測することはできません。
25 ドロップの方法
ドロップは膝の高さからドロップします。
現在の肩の高さより低い所からドロップすることで球が大きく転がることを防ぎ、プレーの遅延を防ぎます。
26 再ドロップの要件
新しい規則では、それぞれの救済処置に救済エリアを設けています。
例えば、カート道路からの救済の場合、救済のニヤレストポイントから1クラブレングス以内でホールに近づかず、その障害が避けられる区域を救済エリアと言います。
ドロップした球はこの救済エリアに落ち、そしてこの救済エリアに止まらなければなりません。
ドロップした球がこの救済エリアの外に出た場合は再ドロップとなります。
27 リプレースする箇所が分からない場合
規則に基づいて球をリプレースするときに、その場所が分からない場合、リプレースする箇所を推定してその球をリプレースすることになります。
現行の規則ではドロップとなっています。
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ゴルフの新ルール 20〜23
新しい規則はゴルフゲームをより分かりやすくプレーすることができ、これからゴルフを始めるプレーヤーにとっても理解できるよう現在の規則と比べて大きく変わっています。
その一方で、これまで以上に プレーヤーの責任を明確にし、正直さ、誠実さを信じることを明記しています。
現行規則からの変更箇所は多岐にわたっていますが、その中からプレーヤーがコース上でよく使う主な規則を解説いたします。
※JGA ゴルフジャーナル VOL103(公益財団法人 日本ゴルフ協会発行)より転載
20 バンカー内のルースインペディメント
球がバンカー内にある場合、そのバンカー内のルースインペディメント(木の葉、枝、石などの自然物)に触れても罰はなく、取り除くこともできます。
21 バンカー内の球に対するアンプレヤブルの新しい選択肢
バンカー内の球に対するアンプレヤブルの処置に、現在の1罰打の処置の他に、2罰打で球とホールを結ぶ線上でそのバンカー外の後方に基点を決めて、その基点から1クラブレングス以内でホールに近づかない救済エリアに球をドロップする処置が追加されます。
22 ウオーターハザードに代わるペナルティーエリア
ウォーターハザードという概念はなくなり、新しくペナルティーエリアとなります。ペナルティーエリアは水域でない区域にも設定できます。
例えば、球を捜すことが困難で、見つかったとしてもプレーすることができないブッシュや崖などの区域をペナルティーエリアとして設定することができます。
イエローペナルティーエリアは現在のウォーターハザードの処置をとることができ、レッドペナルティーエリアはラテラル・ウォーターハザードの処置をとることができますが、対岸での救済は廃止されます。
またペナルティーエリア内の球をプレーする場合、クラブをソールしたり、ルースインペディメントを取り除くこともできます。
23 球の取り替え
規則に基づいて救済を受ける場合は球を別の球に取り替えることができます。
カート道路、修理地、水溜まり、地面にくい込んだ球などの罰なしの救済の場合であっても球を取り替えることができます。
ゴルフの新ルールに関して分からない事があれば、こちらからご質問下さい。
いこいこゴルフ情報誌を通して、坪井優氏がお応え致します。 -
ゴルフの新ルール 16〜19
新しい規則はゴルフゲームをより分かりやすくプレーすることができ、これからゴルフを始めるプレーヤーにとっても理解できるよう現在の規則と比べて大きく変わっています。
その一方で、これまで以上に プレーヤーの責任を明確にし、正直さ、誠実さを信じることを明記しています。
現行規則からの変更箇所は多岐にわたっていますが、その中からプレーヤーがコース上でよく使う主な規則を解説いたします。
※JGA ゴルフジャーナル VOL103(公益財団法人 日本ゴルフ協会発行)より転載
16 パッティンググリーン上の球を動かす
パッティンググリーン上にある自分の球を偶然に動かしても罰はなく、その球は元の位置にリプレースしなければなりません。
17 パッティンググリーン上にリプレースした球が動く
パッティンググリーン上の球をマークして拾い上げて、元の位置にリプレースした球が偶然に動いた場合、その原因が何であったとしても、その球は罰なしに元の位置にリプレースしなければなりません。
18 パッティンググリーン上の球をキャディーが拾い上げる
パッティンググリーン上にある球をキャディーがマークして拾い上げる場合、プレーヤーの承認は必要ありません。
19 ホールに旗竿を立てたままプレーすること
ホールに旗竿を立てたままパットをして、その球が旗竿に当たっても罰はありません。
つまりホールに旗竿を立てたままパットすることができます。
このことは、長いパットを残したプレーヤーが誰かが旗竿に付き添ってくれるのを待つ時間を短縮できるでしょう。
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いこいこゴルフ情報誌を通して、坪井優氏がお応え致します。