JLPGAツアー『アース・モンダミンカップ』
3・7・3 GOLF ACADEMY契約
木村彩子プロ、ツアー初優勝!!
番外編
今回、6月に行われた本ツアーにおいて、木村彩子プロの キャディーを務めた坂口悠菜さん(本誌レッスン記事担当) のレポートを紹介!!
彩子ちゃんのキャディーは2年前にも何度かさせていただき、今回のキャディーは急遽決まったことでした。
アース・モンダミンカップの前週にキャディーを務めていた南先生から、下から入る癖が出ていることと、ラフが長いセッティングになるからマネジメントが大事になることを言われていました。
毎日ラウンド前後の練習で、バンカーから7番アイアンのフルショットをすることで癖を矯正し、マネジメントはティーショットとロングのセカンドをフェアウェイに置くことを徹底しました。
先生に言われていた初日のノルマ4アンダーは無事クリアし、5アンダーでいい位置につけることが出来ました。
2日目、3日目はかなりの強風でしたが、いつも香川で練習させていただいている「志度CCの風よりマシだよね」と2人で話しながらラウンドしました。
トップと6打差で迎えた最終日。前夜に先生と3人で話し合い、ハーフ2アンダーずつを目標に決めて臨みました。
目標通り2アンダーで折り返し、後半10番でボギー。9番で短いバーディーチャンスを逃した後だっただけに、正直痛恨でした。嫌な流れのまま迎えた11番、なんとグリーン手前からの長いアプローチをチップイン!この手前からのアプローチは、2、3日目の中継を見ていた先生からしっかり練習するよう言われて、3日目終了後も試行錯誤しながら最後まで残って練習していたアプローチでした。
このバーディーで流れが一気に変わりました。その後14番のバーディーで、2位と一打差のトップでホールアウトしました。プレーオフに備えてパターをしていた練習グリーンで、ギャラリーの方の「彩子ちゃん勝った!」の声で知った優勝。
両手を挙げて喜んだ直後に顔を覆って泣き出す彩子ちゃんを見て、今までの苦労と初優勝への想いが伝わってきて、私も涙が止まらなくなりました。
夢見心地のまま出席した表彰式で、チャンピオンブレザーに袖を通している彩子ちゃんを見て、「あ、本当に優勝したんだな」と実感し、嬉しくてまた涙が溢れてきました。
この3年間、南先生の元で一緒に練習してたくさんの時間を過ごしました。そんな彩子ちゃんの初優勝を共に経験し、今までで1番キラキラしている姿を近くで見ることが出来て、本当に幸せでした。素晴らしい景色を見せてくれてありがとう。
そして、応援していただいた皆様、ありがとうございました。これからも精進して参りますので、今後とも木村彩子、3・7・3 GOLF ACADEMYをよろしくお願いいたします。
▲(右)木村彩子プロと(左)坂口悠菜さん