ラフでの打ち方を教えてください。
Q.夏場はラフがラフが長くなり、一度入れてしまうと脱出が難しく何度も打ってしまいます。
フルショットの場合と、アプローチの場合の打ち方を教えてください。
A.5月になると、急激に芝が成長してラフは難しくなります。コースによっては1回で脱出できない所もあります。特に気をつける点は、最初にボールのライを確認することです。
浮いている場合と沈んでいる場合とでは全く対処の仕方が変わります。まず、浮いている場合はヘッドの高さをボールのライにセットすることが大切です。
大抵の場合は、ヘッドの上部に当たりボールが飛ばない場合が多いです。ウェッジは下をくぐりやすくなり、俗にいうダルマ落としになりやすいので注意しましょう。そして、皆さんが最も苦手とする沈んでいるライですが、まず先程と同様、素振りをしてクラブ選択をしましょう。やはり、絡みついてくる場合には無理をせず、まずはフェアウェイにきちんと置く事を最優先させることです。
アドレスでは、あまりハンドファーストにならないように心がけ、グリップはいつもより強めにして腕の振りより身体の回転をしっかり使ってスウィングしましょう。
深いからといって、腕だけで振ろうとするとシャンクしたり、絡みついてヘッドが返ってど引っ掛けになったりと大きなミスになり兼ねません。これはアプローチに対しても同じように言えます。プロでもこれからのシーズンのツアーでは、あまりに深いラフはきちんと刻んで脱出させることを考えます。時には刻む勇気も必要ですよ。