ゴルフの新ルール 7〜15
7 スタンスをとった後に後方に人を立たせる
スタンスを取り始めた後に人を後方に立たせることが禁止されます。
例えば、フェアウェイから球をプレーするときに、キャディーを後方に立たせてスタンスをとった場合、その後でキャディーが別の場所に移動したとしても一般の罰(マッチプレーはそのホールの負け、ストロークプレーは2罰打)を受けます。
この禁止はプレーのペースに役立つでしょう。
8 マーカーへの告知
規則に基づいて救済を受ける場合、マーカーに事前に知らせたり、立ち会わせる必要はありません。
プレーヤーが規則に基づいて誠実に処置することが求められます。
9 捜索中に球を動かす
球を捜索中に自分の球を偶然に動かしてしまっても罰はなく、その球を元の位置にリプレースしなければなりません。
10 ストロークした球が偶然に何かに当たる
ストロークした球が偶然に自分自身、自分のキャディー、用具に当たっても罰はありません。
偶然に共用のカートに当たっても罰はありません。
11 球を動かしたことの判断基準
球が動いた場合、プレーヤーが原因なのか、風、傾斜、その他が原因なのか判断が難しい場合があります。新しい規則ではプレーヤーが球を動かす原因となっていたと判断する場合の基準を「分かっているか、事実上確実」としています。
「分かっている」は100%、「事実上確実」は95%以上の可能性を意味しています。 つまりプレーヤーが動く原因となったかどうか疑わしい、95%以上の明確な証拠がない、ということであれば、プレーヤーが球を動かす原因となったものとは扱われません。
12 ストローク中に複数回球を打つ
例えば、偶然に2度打ちをしても罰はありません。
そのストロークを1回と数えるだけです。
13 地面にくい込んだ球
球がジェネラルエリアにくい込んだ場合、罰なしに救済を受けることができます。
例えば、球がラフの中の地面にくい込んだ場合も罰なしの救済を受けることができます。
一方、委員会はこの救済をフェアウェイの区域にのみ限定するローカルルールを制定することもできます。
14 パッティンググリーンのプレーの線に触れる
パットをした球が転がっていくと推定するプレーの線に触れたとしても、その状態を改善することがなければ罰はありません。
15 パッティンググリーン上の損傷箇所
パッティンググリーン上の損傷箇所を修理することができます。
例えば、プレーの線上のスパイクマークを修理することができます。
ただし、自然の凹凸やホールの摩耗を修理することはできません。