ゴルフの新ルール 20〜23
新しい規則はゴルフゲームをより分かりやすくプレーすることができ、これからゴルフを始めるプレーヤーにとっても理解できるよう現在の規則と比べて大きく変わっています。
その一方で、これまで以上に プレーヤーの責任を明確にし、正直さ、誠実さを信じることを明記しています。
現行規則からの変更箇所は多岐にわたっていますが、その中からプレーヤーがコース上でよく使う主な規則を解説いたします。
※JGA ゴルフジャーナル VOL103(公益財団法人 日本ゴルフ協会発行)より転載
20 バンカー内のルースインペディメント
球がバンカー内にある場合、そのバンカー内のルースインペディメント(木の葉、枝、石などの自然物)に触れても罰はなく、取り除くこともできます。
21 バンカー内の球に対するアンプレヤブルの新しい選択肢
バンカー内の球に対するアンプレヤブルの処置に、現在の1罰打の処置の他に、2罰打で球とホールを結ぶ線上でそのバンカー外の後方に基点を決めて、その基点から1クラブレングス以内でホールに近づかない救済エリアに球をドロップする処置が追加されます。
22 ウオーターハザードに代わるペナルティーエリア
ウォーターハザードという概念はなくなり、新しくペナルティーエリアとなります。ペナルティーエリアは水域でない区域にも設定できます。
例えば、球を捜すことが困難で、見つかったとしてもプレーすることができないブッシュや崖などの区域をペナルティーエリアとして設定することができます。
イエローペナルティーエリアは現在のウォーターハザードの処置をとることができ、レッドペナルティーエリアはラテラル・ウォーターハザードの処置をとることができますが、対岸での救済は廃止されます。
またペナルティーエリア内の球をプレーする場合、クラブをソールしたり、ルースインペディメントを取り除くこともできます。
23 球の取り替え
規則に基づいて救済を受ける場合は球を別の球に取り替えることができます。
カート道路、修理地、水溜まり、地面にくい込んだ球などの罰なしの救済の場合であっても球を取り替えることができます。