鈴木愛プロの強さの秘訣…南秀樹プロが語る2018.01.21 update
南秀樹プロが語る
鈴木プロの強さの秘訣
出会いとレッスンの思い出
出会いは小5の頃、私が徳島でレッスンをしていたので妹と一緒に来ていました。人見知りで積極的に上手になりたいという感じではなかったのですが、持ち前の負けず嫌いで2時間打って1時間パターマットを持ってきて練習していました。
中1から本格的に取り組みましたがバランス力・運動神経が長けていたのでいい選手でした。しかしこの頃は礼儀に関してかなり厳しく指導したので本気で叱って、褒めて、泣いて… 今思えばそれが良かったのだと思います。
ゴルフを離れると全く別人で、のんびりしてマイペースですが頭の良い子でした。ジュニアに大切なのはしっかり勉強をし、学ぶことで頭の回転・先を読む力も鍛えてほしい。試合は勝ち負けではなく、その時点で自分が練習ができているかどうか試す場です。
プロになってからのアドバイスやレッスンの思い出
1年目は右も左もわからず試行錯誤でしたが、初優勝が選手権というのも運の強さでまさにシンデレラガールでした。鈴木プロの凄いところは練習量もさることながら、例えば全米オープンに同行した際、私は球は打てないので「先生ならこの球どうやって打つ?」と聞かれ素振りで示すとそのイメージを掴んでいきなり試合で使い成功させます。
もちろん他の選手の手首の使い方なども見て「ものまね」ができ、自らの判断で試合中でも使う度胸があります。今後、海外やオリンピックなど日本を背負って出場することも視野に入れ、ゴルファーとしても人としても成長して気迫溢れるプレーを見せて欲しいと思います。
この度は心の底からおめでとうと送りたいです。