JLPGAステップ・アップ・ツアー
山陽新聞レディースカップ
主催■日本女子プロゴルフ協会
共催■山陽新聞社
36ホールのドラマ、熱い2日間
2021JLPGAステップ・アップ・ツアー山陽新聞レディースカップが、今年も9月17日(金)から19日(日)まで、東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(岡山県玉野市)で開催されました。
この大会は、「瀬戸内から世界へ。」を合言葉に地元が一丸となって盛り上げている大会で、今年12回目の開催です。
しかし残念ながら、今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客開催。
また、第1ラウンドは台風14号接近のため競技中止。36ホールの競技短縮となりました。
タイトな日程でしたが、心揺さぶるドラマが数多く生まれました。来年こそ、ギャラリーの歓声と拍手の中での開催でありますようにと願わずにはいられません。
結果は、ルーキーの岩井明愛プロが通算8アンダーで初優勝を飾りました。
単独首位をキープしていた岩井プロでしたが、最終ホールの第2打を池に入れてピンチを迎えます。
すると、その場で裸足となって水切りショットに挑む岩井プロ。
1度目は失敗、2度目のチャレンジでグリーンをオーバーしたものの、2位と1打差で逃げ切りました。
岩井プロは、カストロールレディースを制した双子の妹・岩井千怜プロに続くルーキー初優勝で「ツインズ優勝」と話題に。今後の活躍が期待されます。
最後に、出場選手の皆様の今後のご活躍を応援いたします。
水切りショット秘話
「チャレンジをするのが好きなんです」と笑顔を見せる岩井プロ。水切りショットは初だったと明かしました。
「池の中にボールが見えたので、いけるんじゃないかと思いました。水中でボールがヘッドの中心に当たるイメージが分からなかったのですが、3打の余裕もありましたし、皆さんが楽しんでくれたら幸いです」と、すぐに決断して56度のウエッジで挑んだそうです。
水の抵抗が想像より強く、水の壁で前が見えなくなったと、初の水切りショットを振り返っていました。
「ジュニアゴルファーの皆さん、『チャレンジ精神』を忘れずに頑張りましょう!
岩井プロから弊誌読者のジュニアゴルファーのみなさんへメッセージをいただきました。
⭐️岡山県勢は、小橋絵利子プロ、ルーキー桑木志帆プロなどが参戦。
▲ルーキー小倉彩愛プロが5位に入りました。
ベストアマを飾ったのは永嶋花音選手。優勝と1打差の2位。
「一歩ずつやるべきことをやり、トップで活躍するプロになりたい」と笑顔を輝かせました。