ゴルフトーナメント地域活性委員会 会長
土井 邦良氏のご功績を讃えて…
元ミサワホーム中国の会長で、ゴルフトーナメント地域 活性委員会会長を務めた土井邦良氏が、 令和3年2月14日、ご逝去されました。
土井氏は平成16年に岡山県内の有志企業で組織された 「ゴルフトーナメント地域活性委員会」の創設者です。
平成20年まで男子レギュラーツアー・マンシングウェアオープンKSBカップ、 平成22年から女子ステップ・アップ・ツアー山陽新聞レディースカップの支援に 尽力されました。
本誌の取材にも毎回快く応えてくださり、大変お世話になりました。
ここに感謝を込めて、偉大な功績をご紹介させていただきます。
「世界にはゴルフで活性化した街がある。
オーガスタをお手本に、地元開催トーナメントを誇りに」
土井氏によって創設されたゴルフトーナメント地域活性委員会には、岡山県内の企業が多数参加。企業の枠を超えた“地域密着型”の支援組織としてスタートしました。
土井氏が描いた理想型は、ご自身が観戦で訪れたマスターズの開催地・オーガスタ。リピーターとして何度も訪れたくなるオーガスタはまさにゴルフのテーマパーク。「岡山を日本のオーガスタに」と、さまざまなアイデアと試みで、トーナメントの魅力アップに貢献されました。
魅力ある催し、遊園地や地域の催しと連携して街を「お祭り化」する試み、観戦チケットに抽選券の組み込み、観戦マナーの向上など「ギャラリーの視点」と「おもてなし」を常に大切にされていました。
そして平成19年のマンシングウェアオープンKSBカップで、当時アマチュアだった15歳の石川遼選手が史上最年少優勝。翌年大会の観客動員数が3万3351人を突破したことで、委員会の取り組みも「岡山流」として全国に知られることとなりました。
さらに山陽新聞レディースカップでは平成24年、ステップ・アップ・ツアー史上初の観客動員数1万人を突破。以降、毎年同ツアーでの最多動員数を記録しました(昨年は無観客開催)。
「ゴルフで地域活性」をまさにライフワークとされ、ゴルフのすばらしさを、ゴルフトーナメントを通じて伝えてくださった土井氏。あらためて感謝の思いとともにご冥福をお祈りいたします。
▲試合ではプレスとして撮影も。
▲大会記者発表にて。