徳島ジュニアゴルフツアー
ポイント制でレベルアップ競う
小・中学生ゴルファーの試合経験を増やすとともにアマチュアゴルフ界の底辺拡大を目指す「徳島ジュニアゴルフツアー」が創設されました。
令和2年6月に四国カントリークラブで第1回大会を開催、来年3月まで毎月、徳島県内のゴルフ場を転戦し獲得ポイントで総合優勝を決めます。
7月23日㈭に阿南カントリークラブで開催されました第2回大会には、愛媛県からを含め20人が参加、難コースに挑みました。
ツアーは事務局の森本直秀さんらが、新型コロナウイルスの拡大防止策のため徳島県内のジュニアの大会が中止になりゴルフ教室に通う自分の子供が落ち込むのを見て、教室の保護者らに呼び掛けて発足。
森本さんは「県内にはジュニアを対象にした大会が少ないので、かねてからいろんなゴルフ場を回るツアーのような大会があったら面白いのでは、と思っていました。多くの人の協力で発足できました。数多くのゴルフ場でプレーして技術と勝負を競い、口惜しさを味わいながらレベルアップして欲しい」といいます。
8月は徳島ゴルフ倶楽部吉野川コース、9月は御所カントリークラブで行い、最終戦は2日間大会を予定しています。各大会とも中学男・女、小学生高学年、同低学年に分かれてプレー。各学年の1位は20P、2位は10P、3位は5Pを獲得できるほか参加全選手に1Pを付与、ポイント数の多い選手が総合優勝となります。
1大会の出場選手は現段階では最大20人。出場資格は原則として登録している選手ですが、枠がある場合はスポット参戦も認めています。
ツアーでは、技術向上だけでなく人間形成にも力点を置き、ルールやマナーについて細かく規定。あいさつなどが出来なかった場合などには罰則を設け、保護者にも規則順守を求め、違反した時には選手の出場停止などの処分も定めています。
ツアーは始まったばかりですが、大学時代にゴルフ部に所属していた事務局の入倉聡雄さんが、大会ごとの反省を生かして規約を充実させていくことにしています。
第2回大会では、大人に負けないショットを披露する中学生や無邪気にクラブを振る小学低学年など選手たちはゴルフを楽しみながら試合の緊張感も味わい、プレー後には「最悪」「良かった」など笑顔と渋い顔が交錯していました。
2回大会で自らキャディを務めた前川光博会長は「ジュニアの試合が少ないので経験を積ませてあげたいというのが目標。試合に出場することでゴルフに興味を持ってくれたら・・・」と話しています。
アマチュアゴルファーの高齢化が叫ばれる中で発足した「徳島ジュニアゴルフツアー」。本誌は今後も注目し、大きく成長することを期待しています。
【同ツアーに関する問い合わせは】
森本さん
☎️080- 3926- 6668