資生堂 自分磨きシリーズVol.3(必見!メンズの体臭対策編)2024.08.11 update

資生堂 自分磨きシリーズVol.3(メンズの体臭対策編)


 VOL.❸ 

汗や皮脂が気になる夏がやってきました。男性は皮脂分泌量が女性よりも多いので、汗も皮脂が多く、ニオイが発生しやすくなります。ニオイ対策で基本となるのは、きちんと「洗う」こと。でも、男性は髪や身体を洗う時に自己流でパパッと済ます人も多いのだとか・・・。

悩める汗&ニオイケアについて徹底解説します。


男性特有のニオイや汗の特徴!!

男性は女性に比べて・・・

①「汗の量が多い」

この汗の成分がニオイ菌で分解されてニオイの原因に。

②「ワキのニオイの原因となる菌の割合が高い」

ワキ毛にもニオイが発生すると言われています。

③「皮脂量が2倍近く多い」

この皮脂が酸化することでニオイの原因にも。


「汗」の正体とは?

そもそも汗の正体はどんなものか、汗を出す汗腺についてまずは解説します。

汗の役割とは

私たちが汗をかくのは、主に体温の調節をするため。暑くなったり運動したりすると汗を大量に分泌し、皮ふの表面から蒸散する時の気化熱を利用して、上昇した体温を下げています。

また気温や運動とは関係なく、精神的に緊張を感じた時にかく汗もあります。脇の下や手のひら、足の裏などに多量の発汗がみられます。

そのほか、辛いものやすっぱいものを食べた時にかく汗もあります。

発汗の役割

●体温調整を行う(汗が皮ふ表面から蒸散するとき気化熱を奪い体温を一定に保つ)

●皮ふに適度な水分を補う

●皮脂と混ざり皮脂膜をつくり、水分の蒸散を防ぎ皮ふを保護する。

 汗の種類 

発汗にはいくつか種類があります。気温が上がった時の汗、入浴時や運動をした時にかく汗、緊張した時、辛い物を食べた時の汗などはわかりやすいですが、その他に、目に見えない水分の消失があり、それを不感知性発汗といいます。その量は1日に平均900mLともいわれています。

汗をかいた、という自覚のないままにかいている汗があることも知っておきましょう。


★汗を出す汗腺は、エクリン腺とアポクリン腺の2つ

汗を分泌する汗腺は2種類あり、それぞれ特徴があります。

●「エクリン腺」について

体温調節の役割が大きく、体のいたるところに分布している汗腺です。

エクリン腺から分泌される汗は、99%が水分。さらっとしていて、ほぼ無臭です。加齢とともに構造が乱れ分泌細胞の萎縮し、汗の分泌が減少します。

●「アポクリン腺」について  

毛穴に付随している汗腺で、脇の下や耳、陰部、乳輪、おへそなど、限られた部位に集中しているのが特徴。

アポクリン腺から分泌される汗には、水分が少なく黄色く粘り気があり、脂肪、タンパク質や鉄分などを多く含んでいます。汗そのものは無臭ですが、皮ふに常在する細菌に分解されることにより、ワキガ特有のニオイを発してしまうこともあるため、体臭やワキガは「アポクリン腺」から出る汗が原因と言われています。

加齢による影響は少ないのが特徴です。本来無臭ですが、アポクリン腺から出たものは皮ふ表面でニオイを発するものに変わるため、汗をかいたらそのままにせず、こまめに拭くように心がけましょう!


エクリン腺とアポクリン腺のイメージ図

 


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