岡山県プレーヤー・インタビュー2017.10.28 update

〜ミッドアマチャンピオンのストーリー〜

病と向き合い、ゴルフを永く楽しむ

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安藤 大祐(あんどう だいすけ)選手

サッカーと並行し、ゴルフを始めたのは23歳。日本アマ出場を2度経験。5年前にヘルニアを発症。病と向き合いながら競技へ復帰。このたび岡山県ミッドアマにて優勝を果たす。40歳。所属は岡山御津。ベストスコアは66。

▲「この日は安定したゴルフができた」と話す安藤選手。最終日は3連続バーディーを奪い、11番ホールではチップインバーディーを決めています。


はつらつとした笑顔

優勝カップを掲げながらはつらつと爽やかな笑顔でフレームにおさまってくださったのは、第9回岡山県ミッドアマのチャンピオン、安藤大祐選手。このとき、安藤選手が持病と戦っていることを想像すらできませんでした。

サッカー一筋だった安藤選手がゴルフを始めたのは、23歳の頃。理由は「生涯スポーツ」ということ、年齢を重ねても勝負ができ、伸びしろがあるということ。始めて7・8年で国体へ。そして日本アマへの出場を2度も果たします。しかし、思わぬ試練が待っていました。


ヘルニアとの戦いが始まる

ヘルニアを発症してしまったのです。もともと悪かった腰が、ついに悲鳴を上げたのでした。手術をしましたが術後の経過が悪く、約2年もクラブを握れない日々を強いられることに。いまから5年前の出来事でした。


すべて“長尺”のクラブで復帰

療養中のある日、安藤選手はふと思いつきます。「ジュニア用クラブ(お子さんがゴルフをされます)を長くして振ってみると、腰に負担をかけず、手首で振れるのでは…」と。これがきっかけとなり、競技へ復帰します。セッティングは1、3、9W・6UT・PW・SW・パターの7本のみ。ヘッドはレディース用を選択。PWとSWは腰を負担をかけないよう、約40インチと長くしました。

そして、安藤選手はその年の中国アマへ進出。「あのときの方法が、良いステップになりました」と振り返ります。


いつも新鮮に楽しんでいきたい

「私の子どもたちもゴルフをしていますし、いまはゴルフを新鮮に楽しめていると思います。腰の復調に合わせてクラブも短くしていき、永く楽しんでいけたらいいですね」と話す安藤選手。

とにかく前向きでまっすぐ。持ち合わせていらっしゃるアスリート気質もあるかもしれないですが、ヘルニアを弱点や言い訳にすることは、インタビューの中で一切ありませんでした。きっと「チャンスのとらえ方」と「チャンスと感じたらどう楽しむか」をよくご存じなのだと思いました。ハッとさせられる瞬間の多いインタビューでした。


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▲腰への負担を軽減するため、通常の5Iの長さと変わらない39インチ(60度)のウェッジを使用。


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▲ウェッジのヘッドは原型がわからないほどにこだわって削られています。


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1W/フォーブス FlyingCat

7W&3W/ENA ULTRA-ENA

6・7・8・9I/フォーブス ナノパワー

ウェッジ/タイトリストSM-6、60・55・50・45度

パター/テーラーメイド・ロッサ

ヘッドはレディース用を使用。シャフトは信頼する工房に依頼して合わせてもらっているそうです。ウェッジは振り心地とソールの当たり方にこだわり、削っています。


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